中国式管理ブログ

ー被管理者のための管理の教科書ー

被管理者のための管理の教科書

安倍元総理の働き方改革の効果は正直うまく理解できないが、おかげで我々SEと言われる人間は、お客様が見積に寛大になり、ここ5年ぐらいは過少スケジュールは少なくなり、残業が減って正当な勤務時間で働けるようになり、正常に仕事ができるようになったと…

顧客至上になれる

顧客と直接に接触する従業員が、枝葉のように木の頂上に位置して、自由に行動できる。その上に顧客が雲のように存在してこそ、顧客が本当に至上となることができる。

ピラミッド型組織では、「顧客至上」とは言えないわけ

ピラミッド型組織では、従業員が 縄でしっかり縛り上げられた粽のように、身動きが取れないが取れないばかりでなく、それぞれの潜在能力を発揮できない可能性がある。 一番よく顧客と接触するのは従業員なのに、末端にしっかり縛り付けられていては、顧客の…

樹木状の組織精神

日本では、往々にして、我々はチームを忘却の彼方に置き、みんなが横一列に並んで、それぞれの目標に向かって突撃していって、プロジェクトを完成させようとする。その実は、一人ひとりが孤独で悶々と進まない日々を過ごすのが現状だが。乃木大将以来変わっ…

解消--解消の後の実施

解消の働きは、「大きな問題は縮小させ、小さな問題は解消させる」ことにあ 責任者は自分で解答を提起すると、往々にして問題を大きくしてしまう。役職が高ければ高いほど、みんなはその人の解答を重要視してしまう。そして気に入らなければ、それを有名無実…

解消--上司が問題を提起、部下が解答を探すという方法

みんなを一時的にある焦点に集中させるために、問題を解決せず、放置する。 問題を次の階層の責任者に投げて智恵を絞ってもらう。問題は上の方から提起してこそ、みんなは重視することができる。下の方に渡して智恵を絞ってもらってこそ、理想的すぎることは…

解消--後遺症という視点

中国人の二から三を見出す智恵は、我々に「解決する」と「解決しない」の間に、二合法的な道筋を見つけ出させた。すなわち「解消」である。 道路は広く作れば作るほど、渋滞の状況はひどくなる。ゴミは早く片付ければ片付けるほど、ゴミの処理がさらに困難に…

問題は解決ではなく、解消だ!

問題があれば、解決しなければならないと考えるのは、・・・ 問題は解決ではなく、解消だ。このように考えると、物事が解決したとき、我々に残るしこり、後味の悪さもつじつまが合うような気がします。

二から三を見出す

二から三を見出す例。 唯心 <ー 心 物 合 一 ー> 唯物 管理者 <ー 幹 部 ー> 被管理者 人治 <ー 人治を法治に含ませる ー> 法治 二から三を見出すことで、対極的にある概念から新しいアイデアを生み出すことができる。二合法で、全体的な解決の道を見…

二分法 vs 二合法

2020年は、実に落ち着かず、息づまる一年でした。本来は東京オリンピックが行なわれ、物理的にも、精神的にも、豊かな一時代をもたらしてくれるはずだったが、コロナという禍は、我々に未曾有の体験をもたらしてくれた。 通年のマスクで、鼻が悪くメガネ…

#家にいよう。人間らしさ、グレーゾーン。

コロナも、もう少しで終わろうとしています。家にいなければならないのも、もう少しの我慢です。我々はみんなで一つの勝利をつかみ取ろうとしています。もちろん、その先もしばらくはウィルスに気を付け、手洗い、消毒に勤しまなければならない。 しかし、今…

#家にいよう。今野、そこにアイはあるんか?

管理は「己を磨き、人を安心させるプロセス」ならば、どのようにすれば、自他ともに安心できるだろうか? 「安心」というと笑ってしまう人がいるかもしれません。いかにも幼稚なように思える。しかし、コロナの今だからこそ、我々は痛いほど身に泌みて感じる…

#家にいよう。コロナに負けないように心理的免疫力を高めよう!

#家にいよう。 #落ち着こう。 #医療従事者へのエールを。 コロナは収まりつつも、まだ終わりが見えない。そして緊急事態宣言が延長されるようになりました。非常にたくさんの人がメッセージを発信し、世の中を元気づけて、外出自粛を応援しているのを見るに…

巨大ガラパゴス諸島

日本人は外の世界を見るために、海外旅行、または海外で生活することがありますでしょうか?日本人の多くは、二言目には「海外など行ったことがないよ」と自慢するほど、海外に出て行かない。 しかし、14歳の時に、中国から日本にやってきた34年間の経験から…

周恩来総理の書籍の隣に。。。

ブログネタを書き貯めてはいるが、いろいろと仕事、プライベートに忙しくし、まだ愚図愚図と出せないでいたら、本日はまた出版社から《中国式管理》の広告を出して頂きました。 よくと見ると、なんと周恩来総理の書籍の隣に掲載して頂いたではないか! 実に…

アメリカ式管理のジレンマ2

システム化すれば、そこがゴールで全てが終わると、おそらく全ての人は思っていたと思います。もちろん私も思っていました。 しかし、本当のところ、システムは形があるために、成立するとともに「変化」という砂嵐に晒されることになる。システムという大き…

アメリカ式管理のジレンマ1

システム化で全ての問題が解決できると大勢の人が考えたと思います。かく言う私も仕事して10年近くまでは絶大に信頼しておりました。 しかし、20年前にアメリカでは、すでに人的パワーの総動員ができないという悩みをかかげていました。その当時、人のやる気…

アメリカ式管理の強み

アメリカ式管理の精髄は、なんと言っても、「システム化」に他ならないだろう。創意のあるアイディアがあれば、その背景にある心理、経緯を排除し、誰でも使えるように単純化していく。ベルトコンベア、年金システムを例に取れば、徹底的した作業の効率化で…

日本の管理思想の現状

敗戦、そしてGHQ進駐で、我が国がアメリカの民主主義と、自由主義経済を受け入れることになりました。そのことが日本が方向転換し、大きく発展することにつながったと思います。 そして経済復興、高度経済成長。数知れないアメリカの科学、技術、政治思想、…

生活が苦しい正体は?

参議院選挙の番組を見ていると、取材に対して、生活が苦しいとのコメントが多く寄せられていました。昭和末期から、平成期を通して、我々は常にぼんやりとした不安に苛まれてきました。高度経済成長、バブル崩壊は心理的に大きな爪痕を残し、心のよりどころ…

3ヶ月の休養を経て

出版してから3ヶ月間、翻訳出版するまで十数年走り続けてきた疲れを癒しながら、出版状況や人々の反応を静観してきました。この間、以下の成果を得ることができました。 立教大学図書館に採用されました。 編集長に連絡をもらった時は、本当にうれしかった…

『中国式管理』日本語版翻訳本出版

2019年4月7日(日)に『中国式管理』の日本語版翻訳本を出版させて頂きました。 http://jp.duan.jp/leaflets/270_leaf.pdf 出版するにあたって、日本僑報社編集長の張本景子様、デザインをご担当頂いた編集者の方々に多大なご協力を頂戴し、大変感謝しており…