中国式管理ブログ

ー被管理者のための管理の教科書ー

2021-01-01から1年間の記事一覧

顧客至上になれる

顧客と直接に接触する従業員が、枝葉のように木の頂上に位置して、自由に行動できる。その上に顧客が雲のように存在してこそ、顧客が本当に至上となることができる。

ピラミッド型組織では、「顧客至上」とは言えないわけ

ピラミッド型組織では、従業員が 縄でしっかり縛り上げられた粽のように、身動きが取れないが取れないばかりでなく、それぞれの潜在能力を発揮できない可能性がある。 一番よく顧客と接触するのは従業員なのに、末端にしっかり縛り付けられていては、顧客の…

樹木状の組織精神

日本では、往々にして、我々はチームを忘却の彼方に置き、みんなが横一列に並んで、それぞれの目標に向かって突撃していって、プロジェクトを完成させようとする。その実は、一人ひとりが孤独で悶々と進まない日々を過ごすのが現状だが。乃木大将以来変わっ…

解消--解消の後の実施

解消の働きは、「大きな問題は縮小させ、小さな問題は解消させる」ことにあ 責任者は自分で解答を提起すると、往々にして問題を大きくしてしまう。役職が高ければ高いほど、みんなはその人の解答を重要視してしまう。そして気に入らなければ、それを有名無実…

解消--上司が問題を提起、部下が解答を探すという方法

みんなを一時的にある焦点に集中させるために、問題を解決せず、放置する。 問題を次の階層の責任者に投げて智恵を絞ってもらう。問題は上の方から提起してこそ、みんなは重視することができる。下の方に渡して智恵を絞ってもらってこそ、理想的すぎることは…

解消--後遺症という視点

中国人の二から三を見出す智恵は、我々に「解決する」と「解決しない」の間に、二合法的な道筋を見つけ出させた。すなわち「解消」である。 道路は広く作れば作るほど、渋滞の状況はひどくなる。ゴミは早く片付ければ片付けるほど、ゴミの処理がさらに困難に…

問題は解決ではなく、解消だ!

問題があれば、解決しなければならないと考えるのは、・・・ 問題は解決ではなく、解消だ。このように考えると、物事が解決したとき、我々に残るしこり、後味の悪さもつじつまが合うような気がします。

二から三を見出す

二から三を見出す例。 唯心 <ー 心 物 合 一 ー> 唯物 管理者 <ー 幹 部 ー> 被管理者 人治 <ー 人治を法治に含ませる ー> 法治 二から三を見出すことで、対極的にある概念から新しいアイデアを生み出すことができる。二合法で、全体的な解決の道を見…

二分法 vs 二合法

2020年は、実に落ち着かず、息づまる一年でした。本来は東京オリンピックが行なわれ、物理的にも、精神的にも、豊かな一時代をもたらしてくれるはずだったが、コロナという禍は、我々に未曾有の体験をもたらしてくれた。 通年のマスクで、鼻が悪くメガネ…