中国式管理ブログ

ー被管理者のための管理の教科書ー

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカ式管理のジレンマ2

システム化すれば、そこがゴールで全てが終わると、おそらく全ての人は思っていたと思います。もちろん私も思っていました。 しかし、本当のところ、システムは形があるために、成立するとともに「変化」という砂嵐に晒されることになる。システムという大き…

アメリカ式管理のジレンマ1

システム化で全ての問題が解決できると大勢の人が考えたと思います。かく言う私も仕事して10年近くまでは絶大に信頼しておりました。 しかし、20年前にアメリカでは、すでに人的パワーの総動員ができないという悩みをかかげていました。その当時、人のやる気…

アメリカ式管理の強み

アメリカ式管理の精髄は、なんと言っても、「システム化」に他ならないだろう。創意のあるアイディアがあれば、その背景にある心理、経緯を排除し、誰でも使えるように単純化していく。ベルトコンベア、年金システムを例に取れば、徹底的した作業の効率化で…

日本の管理思想の現状

敗戦、そしてGHQ進駐で、我が国がアメリカの民主主義と、自由主義経済を受け入れることになりました。そのことが日本が方向転換し、大きく発展することにつながったと思います。 そして経済復興、高度経済成長。数知れないアメリカの科学、技術、政治思想、…

生活が苦しい正体は?

参議院選挙の番組を見ていると、取材に対して、生活が苦しいとのコメントが多く寄せられていました。昭和末期から、平成期を通して、我々は常にぼんやりとした不安に苛まれてきました。高度経済成長、バブル崩壊は心理的に大きな爪痕を残し、心のよりどころ…